iMac Late2009 を液晶モニター化する話 前編

DIY

2009年というと今からもう14年も前になる。と思ってみたり、まだ14年しか経っていないと思ってみたり、時間というものの捉え方というのは曖昧なものである。

その14年前に購入して少し前まで現役で使っていたiMacがある。最近はさすがに現役から退いてターゲットディスプレイモードで外部ディスプレイとして使っていたのだが、電源を入れるたびに画面輝度が最大で、調節するには本体のOSから調節しないといけなかったり、そのために必ずキーボードとマウスを接続していなければならなかったりで煩わしいこともあって、とうとう単なる液晶モニターとして再利用するためにDIYすることにした。

何はともあれ分解する

液晶モニター化するためにはとにかく筐体と液晶ディスプレイのみにしなければならない。そこにディスプレイコントローラーを新たに購入して接続。空っぽになった筐体内にコントローラーその他もろもろを押し込んで再度組み上げれば完成という手筈だ。

鎮座するiMac Late2009
まだ光学ディスクドライブが付いていた時代なんだなぁ。でも確かこいつはもうディスクを読まなくなっていたはず。
使用する道具はこれら。「なんだよ、このタオル掛け!」って思うかもしれないが、液晶をカバーしているガラスを外すのに吸盤が必要なのだ。あちらこちらのウェブサイトやYouTube動画なんかでは、ガラス屋さんが使っていそうな高価そうな専用工具見たいのが出てくるけど実はこれで十分だ。風呂場の石鹸置きや物かけの吸盤でも十分だ。
タオル掛けの面目役如。このでっかいハンドルが使いやすいことこの上ない。
これは磁力でついているだけなので単純に力で引き上げるだけだ。
あとはT10のドライバーで液晶本体を固定しているネジを外していくだけ。
僕のはHDDをSSDに交換したりして長い間現役で使うために何度も外しているので、面倒になってこの固定ネジを間引きして止めてあった。本来何本あるのかちょっとわからないが、僕のは4隅の4本で止まっていたよ。
液晶パネルの配線はすべてコネクターで接続されているので丁寧に外していく。ちなみにパネルはいきなりガバッと持ち上げると配線が切れるので慎重にゆっくり持ち上げよう。
液晶の型番を調べる。僕のは LM270WQ1 SD A2 という型番だった。
この型番と「display controller」という文字列でググるとコントローラーが見つかるでしょう。
液晶を外したらあとはここに見えるものをすべて取り外していく。
片っ端から回せるねじは回しまくる。T10とT8のドライバーがあればすべてのネジが外れる。
中身を取り除くとこんな感じ。ここまで小1時間かかってしまった。
記念撮影。
掃除機と雑巾で内部をキレイキレイして立てた状態のiMac(だったもの)と夥しい臓物。

すべて分解できたところで液晶パネルの型番でググって出てきたコントローラーをAmazonでポチった。4,550円。まあまあするなぁ。

VSDISPLAY HDMI VGA LCDコントローラー基板 対応 LM270WQ1-SDA1 SDA2 解像度 2560×1440 27インチ 液晶パネル

画面サイズ 27 インチ
ディスプレイ最大解像度 2560 x 1440 Pixels
ブランド VSDISPLAY
リフレッシュレート 60 Hz

こいつが届いたら組み立てる。

できるだけスッキリとiMacの筐体内に納めて、操作ボタンなどもきっちり配置したいけれど、面倒になってその辺からボタン類の基盤がニョロっと顔をだすかもしれない。これはもう気分だね。

後編につづく

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