近頃のmacOSでは使えないアプリのために旧環境を保存する

Mac

最近Big Surにアップグレードして快適に使えているマイMacBook Pro 2019なわけだけれど、これまで使えてきたアプリで使えないアプリもある。

Big Surになって突然使えなくなったわけではない。

先日新しいDELLの27インチモニターを購入して、iMac2009のターゲットディスプレイモードを卒業した。当然の如くデスクの上からiMacを無くしてしまうことになって、そうするともちろんiMac(macOSはHigh Sierra)は使えなくなる。

そこでふと考えたのは、少々困ることもあるということ…。

使えなくって困っちゃうアプリ

葉書AB

一番代替手段のないのがこのアプリ。年に一度しか使わないのだけれど必ず必要になるアプリ。年賀状をやめてしまえば解決するのだけれど…。

年に一度なだけに、ここにある程度の金額を投資しようという気にならない。できればこのフリーソフトで、手慣れた手順で、この先ずっと過ごしたい。

Yamamoto Software / 山本ソフトウェア

そうだ、Parallels Desktopがあるじゃないか

そうだ!iMacの環境をそのまま仮想環境にしようじゃないか。新しいMacの中に馴染みの古いMacが暮らしているなんて素敵なことじゃない?素晴らしい。

僕のiMacのHigh SierraはBig Surの中に生き続けるのだよ。

ちなみにParallels DesktopにインストールできるゲストOSの一覧はこちら(多分随時更新もされていると思うのだけど定かではない)。

サポートされるゲスト OS

High Sierraがダウンロードできない

「早速High Sierraをダウンロードだ!」と喜び勇んだものの、なんとApple様謹製の手順書通りにことが運ばない。

【入手】ボタンをクリックしてもダウンロードさせてくれない。

なんだか色々と自己解決を目指したが、どうしようもなかったので、以前にParallels DesktopにインストールしてあったCatalinaでダウンロードしてから、ホストマシンであるBig Surのアプリケーションフォルダに移動するという手間をかけることに。

仮想環境のCatalinaではあっさりとダウンロードが開始した。

インストールメディア作成段階でフォーマットエラー(-69888, 0)

やれやれ、これでインストールメディアが作成できるわい、などとホッとしたのも束の間。ターミナルにメディア作成のコマンドを入力したもののフォーマットができないエラー。

これは自己解決を目指さず他力本願で、下記のサイトを参考にさせていただいた。

どうやら作成前にあらかじめディスクユーティリティでフォーマットしたとき、フォーマット前の名称とフォーマット後の名称を同一にしたのがいけなかったらしい。

tangram_pieces
A bad workman always blames his tools.(腕の悪い職人はいつも道具のせいにする。)

このサイト記事の中のコマンドはやたら長いが、僕は記事内でメディア名の後に付加しているコマンドはすべて割愛して実行した。それでも問題なくメディアは作成できたことを付記しておく。

必要なかったインストールメディア

やれやれ、やっとインストールだよ。

ということで出てきた下の画面。なんだよ、インストールメディア作らななくていいのかよ!

Catalinaの時はすでに作成してあったメディアがあったから、インストールイメージをダウンロードしなかったのでわからなかった。えらい無駄な手間を踏んだぜ。

なんだ。イメージファイルから直接インストールできるのか。次回からはもうインストールメディアなんか作らないわ!
当然内蔵SSDに保存されているイメージファイルからの方が早いだろうと思って選択したら、結局はインストールイメージを作り直すらしいので、僕は今回せっかく作ったUSBインストールメディアを使うことにした。ちゃんちゃん。

難関を乗り越えてHigh Sierraインストール開始

やっとお目にかかれたインストールのスタート画面。
インストール先のストレージを選択する画面では、仮想ドライブではなくてMacBook Proに搭載の物理ドライブにインストールされるような印象を与える表示に少々驚くのだけど、きちんと仮想ドライブにインストールされるので、ここは素直に「Macintosh HD」を選択しておく。

やっとインストールできた

以上の手順を踏んで、やっとのことでインストールは完了した。

あとは「Parallels Tools」とやらをインストールしてすっかり完了の運びとなる。そのあたりは以前の記事を参照されたし。

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