サイクルコンピュータの取り付け

カスタム

日本仕様のスーパーカブにはトリップメーターがついていない。

トリップメーターは日常的には燃料切れの目安、燃費計算に、ツーリング時には走行距離の記録など役立つことが多い。常にオドメーターで引き算しながらはやっていられないのである。

ちなみにタイカブにはデジタルの立派なトリップメーターが搭載されている。ついでに言うと、日本仕様にはない時計やギアポジション・インジケーターなんかもついていて豪華装備。

(参考)タイカブのメーター

なぜにホンダはタイにこうまで親切なのか、と思わずにはいられない。

トリップメーターが欲しい

トリップメーターレスのカブにトリップメーターをお手軽に取り付けるには、自転車用のサイクルコンピュータを流用するのが一番だろう。

サイクルコンピュータはタイヤのスポークに磁石(小指の爪ほどの大きさ)を取り付け、フォークにはセンサーを取り付ける。タイヤの回転とともに磁石がセンサーを通過するときの磁力を感知し電気信号に変え、本体に送信するというものである。つまりタイヤの1回転に1度信号を出す仕組みだ。
タイヤの回転数を数えるのだが、タイヤの外周サイズを入力することで走行距離や速度が計算できるというものである。

サイクルコンピュータは次のような点に気を付けて購入したい。

  • 無線方式はノイズを拾うことがあるので有線方式にする
  • グローブをつけていても操作しやすいような大きめのボタン
  • 設定時以外の通常操作(ほぼ距離のリセットのみになるだろう)は簡単操作

僕はキャットアイのVERO9という製品を選択した。

数字表示も大きくてみやすく、時計、走行時間、走行距離、速度、最高速度などが表示できる。

トリップメーターをつける

取り付け方は商品を購入すれば取扱説明書に書かれてあるので、ほぼその通りにすれば良い。

ただし、本来自転車用なので原付に取り付ける場合はそれなりに自分で解釈しながら、適宜それなりにうまく行くように工夫するということになるだろう。

僕の場合はこんなふうだ。

スポークに取り付けた磁石は本当にただの磁石で単にスポークに取り付けやすくしてあるだけだ。どこかに飛んでいって紛失したら100均のネオジム磁石でも買ってきてどうにかして取り付ければよい。
センサーは両面テープ+ナイロンタイでフォークに取り付ける。
写真では分かりにくいがセンサーからのコードはフォークに沿わせて泥よけのところからケーブルガイドに持っていっている。
結果的にコードの長さに多少の余裕があったので、メーターケーブルに沿わせて持っていった方が美しかったと思う。機会があれば修正したい。
実は自転車用だけあってサイコンのコードは結構短い。それでも僕の設置場所(コンビニフックのあったところ)なら足りていたと思う。
その場所だとレッグシールドのエア取り込みのスリットからコードを出すことになる。つまりレッグシールドを通り抜けて設置ということになり、レッグシールドを外す機会が今後あった場合、すごくメンテナンス性が悪いことになってしまうし、何よりエア取り込みスリットからセンサーも本体のステーも通せなかったので、コードは途中で切断してコネクタ接続することにした。
そのコネクタが写真の青い部品。元はラジコン用のプロポ受信機とサーボを接続していたものだと思う。青、赤、黒と3本を接続することになっているが、サイコンのコードは2本なので1本は使っていない。
スリットを通してこの位置に設置。ホームセンターでL字型のステンレス製のステーを買ってきて、そこにナイロンタイで縛り付けるだけ。
ベトキャリをつけたのでコンビニフックは使えなくなっていた。
L字ステーはベトキャリのボルトに共締めしている。

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